第4章 「今でも探しているよ」というメッセージを送る
友人や知人、その他、街のあらゆる場所で、聞き取り調査を続けることは、「今でもあなたを探しているんだよ」というメッセージでもあります。
本人の意思で家を出て行き1年以上経過しても見つからない場合、すでにどこかの土地で根をおろして生活している可能性も十分にあります。でも、きっと心の底には、いつも残してきた家族のことを思っているはずです。
だからこそ、「今でも探しているよ」というメッセージを送ることが大切です。
失踪者の友人や知人を通して、間接的にでもそのことを本人が知れば、電話や手紙などで安否を知らせる連絡が入る可能性もあります。
家を出たものの、つらい生活を送っていたとしたら尚更です。
もしかしたら家に帰りたいと思っているかもしれません。しかし、1年、2年と時間が経過していると、「今更、帰れない・・・」と思っていることもあります。
そんなときに、「今でも家族が探してくれている」ということが伝われば、連絡をくれたり帰ってくる可能性もゼロではありません。
たとえ連絡はなくとも、心配してくれる家族がいるんだと本人が思えるか思えないかで、どれほど心の支えになるでしょう。
自殺者の多くは、自分を必要とする人がいてくれないと感じ、自ら命を絶ってしまうのです。本当は愛してくれている人がいるのに、愛されてないと感じてしまう・・・。自分がいなくなっても悲しむ人などいないと自暴自棄になり、挙句の果てに命を絶ってしまう・・・。
自殺だけは何とか食い止めたい。
そのためにも、1年、2年経っても常にアンテナを張り、時間を見つけて同じことを繰り返し聞きとり調査し、「今でもあなたを探しているよ」というメッセージを家出人に送り続けましょう。
いつか必ず家族に元に帰ってくることを信じて・・・。
-いなくなってから1年以上経過したとき②ー
■あきらめない!
*“探す”というスタイルを維持すること
“探す”という視点を維持し、どんなに忙しくとも、常にアンテナを張っておかないと、せっかく目の前を通った
重要な情報すら目に入らなくなります。
■聞き取りを続けることがメッセージなる!
*1年、2年経過しても友人や知人、待ちなどで聞き取りを
続けていくことで、「今でもあなたを探しているよ」という
メッセージになります。時間が経ってしまうと、本人は帰りたい
と思っていても、帰りづらい場合もあります。そのような場合、
メッセージを出し続けていれば、本人に届く確率は高くなります。
